今回はアニメ化で話題、「戦隊大失格第一巻」の感想をのべる。
アニメ化してから続報がでるたびに炎上している。というのもいわゆる戦隊の名前を使いその逆張りをしているが本家でそれをやっている、戦隊のパブリックイメージはゴレンジャーで止まりパロディすらそのイメージでやっているというのが前評判である。
では本題、本家戦隊でいうならテンゴーカイジャーを生きてる怪人相手にやってる感じ。もはや戦いがエンタメの茶番なのでそこは見ても面白くないしメインでもない
主人公がそもそも悪の戦闘員というのが影薄い、設定が不死身と擬態なのは便利そうだが絵面がもう地味、生き残りの幹部ならギリわからなくはないが無個性すぎて感情移入ができるか微妙、できないわけではないのがほんとに微妙
戦隊のレッドは性格が悪い、世界観が世界観なら当然なんだがリーダーたるレッドがそれだとだめだ、正義感がなさすぎる。感情移入がゼロ、まったく不可。信念がろくでもないのは建前正義なのに悪役でだめだ。まだイエローとグリーンのがマシに見える。むしろレッドいるかというくらい屑で影薄い、脇役すぎていらない。舞台装置感が強い、いや舞台装置なかったらお話にならないので仕方ない
グリーンは建前も正義で今の組織に反感を持ってるのがいい、嘘臭いというよりいちもつと裏をもつ感じが人間臭さをだしてる
イエローはグリーンと違いあまりに分かりやすい感じでいい、だいたい物語はイエロー主体でイエローの言葉で主人公が動くので実質主人公、基本このコンビで動いてる
ラストは中々次巻を期待させるものでいい
悪くはない、悪くはない。悪くはないが戦隊という名前がついてるのが本家への不名誉で侮辱すぎる。それ戦隊である必要あるかで全部片付く。
ただ悪くない程度で戦隊の名前を使った割りに無個性で他のヒーローモチーフやヒーローパロディの作品のが面白いので戦隊という名前が戦隊ファンへの釣りでしかない。読者を楽しませようという信念や強さをあまり感じない、二巻、三巻見れば変わるかもしれないが一巻ではだめだ
