死神坊ちゃんと黒メイド第二話感想
冒頭のナレーションは不吉な声から始まる。担当はあの榊原良子だ。彼女ならあの重低音から死神坊ちゃんに相応しい闇の声がでて当然だ。
執事のロブが登場し屋敷の世話をするが年齢のせいか坊ちゃんとアリスの区別がつかず坊ちゃんに触れようとしたり腰を痛めていた。ロブは病み上がりらしいが腰を痛めては意味がない。
坊ちゃんはアリスに誘惑されて緊張するが坊ちゃんも坊ちゃんで自分からアリスを凝視するという年頃に女性に興味を持っていていい。単なる草食系ではない。
後半は坊ちゃんの妹のヴィオラが登場、親に禁じられているはずの坊ちゃんの屋敷に現れる。兄ではなく執事のロブが目当てらしい。ロブは高齢なので枯れ専だ。坊ちゃんをからかっているがそれもある種の楽しみなのだろう。演者は水瀬いのりでいたずらっ子の演技が合っていた。
第3のエピソードは屋敷に猫が迷い込む話でアリスやロブが捕まえるも逃がしてしまうので坊ちゃんが逃走する話だ。メモから捨て猫と判明し坊ちゃんは彼を自分と重ねていた。
第4エピソードは夜に坊ちゃんがアリスを誘うというものだ。坊ちゃんは軽いものだがアリスはちゃんと誘って欲しいと訂正を求めるというロマンスだ。前回も今回も二人のロマンスとは、ショートショートながら上手い締め方だ。