ラスボスをドミネイション、決着は初期形態で!SSSS.DYNAZENON第最終話感想
シズムは仲間の怪獣優勢思想を食らいパワーアップする。蓬達は分離したダイナゼノンのマシンに各々乗り込む。
暦の元には偶然にダイナストライカーが落下し運命を感じる。夢芽は前作の裕太が六花にやったように蓬が迎えに行った。ガウマも重症を負って出撃する。
シズムの怪獣は仲間を吸収したことで怪獣優勢思想四人と意識も一体化しておりライバルであるジューガとガウマ、ムジナと暦、が殴り合う演出があって面白い。シズムだけ喋らず残念。
蓬は以前発現したドミネイションを完全に発動し怪獣の動きを止め、ダイナゼノン、レックスへと変形、グリッドナイトはゴルドバーンと合体しレックスとナイトゴルドバーンの合体技で撃破する。まさかラスボスを基本形態で倒すとは、平成ライダーでたまにやった熱い展開だ。さらに合体技はビーム二本に続けて拳という前作と同じ方式とは、燃えざるをえない。
ガウマは完全に力尽きダイナレックスから戻らなくなってしまう。その後暦は稲本の夫の会社に就職していた。スーツ姿のためナイトに認識されないのが面白い。ちせが学業に復帰したとは名言されていない、まだ不登校なのだろうか。
蓬はドミネイション時にシズムと対話したが決着分かり合えずエピローグで回想していた。とはいえ夢芽と交際しているようで前回の告白の答えはしっかり出ていていい。ちゃんと前に進めて安心した。
ダイナレックスは戦闘後は灰色で機能停止していたがコンピュータワールド、前作のグリッドマンの世界と思しき場所につれてかれ復活した。あの世界には修復機能があるのだろうか、そして復活したのはレックスのみかあるいは内部に残っていたガウマなのか、妄想が膨らんでしまう。ナイト同盟にとってはコンピュータワールドは故郷なので定期的に戻っているのだろうか。因みにゴルドバーンも一緒なのでカイゼルグリッドナイトは第三のSSSSシリーズがあるなら再登場を期待しそうだ。
SSSSシリーズとなった今回は電光超人のミイラやダイナドラゴンをベースに、前作からグリッドナイトや二代目アノシラスを登場させつつ熱い展開を行う王道なロボットアニメだった。前作からの違いは問題を抱えたのはラスボスの傀儡のヒロインではなく主人公達全員で物語の途中途中でそれを解決するのが面白い。そして前作キャラと今作キャラとの合体、燃えないはずがなかった。あまりに王道な作品は今期深夜アニメの覇権と推したい。