いれいざーの放浪オタクログ

アニメや漫画の感想書いたりゲームやカード買ってす。ツイッター https://twitter.com/eraser5017?s=09 ピクシブ pixiv.net/users/14077135 小説家になろう mypage.syosetu.com/1022949/ イラストの依頼も募集してます。詳しくはツイッターまで旧ブログhttp://karentezia.blog.jp/ 公式LINEhttps://lin.ee/BNOi9Vw

仮面ライダーゼロワン最終話と全体の感想


滅はヒューマギア代表として、或人が意図せず人間代表として戦う。


前回、武器が周囲に出たためそこから武器を取って臨機応変に戦っていた。しかし或人はアークワンを手放すため途中から手加減し滅にベルトを破壊させた。自分ではベルトを破壊できないらしく相手に攻撃させて破壊させることでアークワンを倒したのだ。自分で掴めないのは自分自身ということか。

アークワンのベルト無き後、或人は前日にゼロツーキーのゼアの中の父からゼロワンドライバーと励ましの言葉を貰い再びゼロワンとして戦いアークとなった滅のベルトを破壊した。

傍から見ればヒューマギアと人間の争いだが本人同士は息子とパートナーを奪われた者同士の私怨といういつものライダーらしくない最終決戦だった。滅はこの戦いでようやく迅という息子を失って怒っていると認めた。今まではイズを壊したことの自責の念を認めなかった滅だが或人という対等の立場の者と戦ったことでようやく認めたらしい。

決戦の後、亡は刃の元で技術顧問となり滅亡迅雷ネットはアーク復活がないよう見張っていた。或人はイズを再現しゼロワンドライバーの力で彼女をラーニングさせていた。ヒューマギアが暴走しないようエイムズは活動を続け、滅亡迅雷ネットもまた巨悪の根源であるアークが現れないよう見張るという平和を維持するには監視者、管理者がいるということを示唆していた。ヒューマギアは道具と初期で言われていたが心を会得したことで危険な存在となりそういったものが必要になった。技術の発展は常に危険と隣り合わせで新しく出来る度ルールも取り締まる組織も新しく作る必要があるのだ。イズは形を再現されたものの初期のヒューマギア達のように初期状態から学習し直す羽目になっていた。一度彼女が壊れたことで或人の心も壊れたがイズもまた能力を一から開発する羽目になっていた。或人は自分のギャグも教えて自分色に染め上げようとしていて流石に気持ち悪かったがいかんせん経験も思い出も空っぽで新しいイズが持っているのではないので結局実務の中で得るしかないし最早以前と同じイズにはならないのだ。だが初対面でやったギャグの解説をしたりそれに或人が笑うという基本的なことは変わらず変わらないからこそいいこともあるのだろう。


エスという映画に登場しそうな新ライダーもいたがシルエットというか身体のラインがビルドのローグに似ていた。

 

f:id:kalentejia:20200830193837j:plain 

   最後の変身。スローモーションで徐々に変身していてその半身を見せつけていた。姿は通常のゼロワンだがスピードはただならないものでアークの浄化作用があった 

 

この物語は全体を一言で表すとAIロボのヒューマギアが活躍する世界で心を得て様々な夢も得る中で滅亡迅雷ネットというテロリストやそれを敵視する人々との戦いの話である。テロリストはヒューマギアでアークというAIに従っているがそのアークは主人公のライバル会社が育成したので元は一人の人間がそもそも悪いという話だ。お仕事五番勝負では悪意ある人間も出たがザイア側に垓以外の元凶がいても良かった気がする。人類が悪なら一人に責任を押し付けるのはおかしい気がする。その動機も主人公のいた会社を愛しているという行き過ぎた好意と思われるが感情描写が曖昧でどうもそこまでになるには薄い気がする。与太垣という後任が現れたがそれは終盤で遅い気がする。彼の勢力と垓の味方を出して派閥争いをさせた方が人は悪か善か分かりやすい気がする。基本ヒューマギアの話しかしないのでたまに内容が分かりづらい。だが終盤で今まで善性でヒューマギアを信じた主人公の或人がヒロインのイズを壊されたことで憎しみという私怨で戦い、彼に影響された味方の不破と相対したことで分かりやすくなっていた。とはいえ急展開な上終盤なのでやはりもう少し中盤で悪性と善性を分かりやすくして欲しかった。お仕事五番勝負ではやはり悪性が目立ってしまう。善性と悪性の他に仕事というテーマが終盤まであるのでそこが邪魔して悪性だけが目立っている気がする。

ライダーのコンセプトは主人公のゼロワンがAIロボットのある世界なので機械らしくパワーアップは敵の行動を予測するものが二つある。悪性のテーマを反映された暴走形態のメタルクラスタ、さらに善性を反映して制御装置のホッパーライズブレードがある。サブライダーのバルカンは変身前の性格を反映したのか機械にも人間にも反し狼モチーフという野性味溢れる姿を貫いていた。基本的に他ライダーのモチーフも動物や虫など生物系が多い。分かりやすいというのもあるがAIロボットのある世界だと生物系は視界から目立つ。