デジモンゴーストゲーム第一話感想
クロックモンが人々を老化させる話で噂になったそれを追う主人公宙(ヒロ)がさらに追跡されガンマモンと撃退する話。
冒頭でのクロックモンの噂はSNSやLINEの書き込みでの演出は現代を思わせるが恐怖を煽っておりマギアレコードのウワサに近いものを感じる。
クロックモンの老化能力はかなり恐ろしい。ジョジョの奇妙な冒険のグレイトフル・デッドほどの範囲ではないが突如老化するのはやはり恐怖、噂では被害者は死亡扱いだが実像は知らされていない。ニュースにもならず警察あるいは何かしらの組織が報道規制をしている可能性がある。
手口としては時計を故障させて今何時と問うという妖怪の噂に近いものを感じる。まさにウワサだ。
噂を広めるブロガーも登場し現代社会の要素があるがアプモンにYouTuberがいただけに若干グレードダウンしている。世界観としてはホログラムが発展しており未来なようだ。スマートフォンには7Gとあり電波もかなり高速化している。
宙は母親が難民支援で出張、父親が失踪という子供向けにしては珍しい。父親の方はDIMカードにメッセージを残しておりデジヴァイスにカードを刺すことでホログラムとして登場する。通信ではなく録画だがデジタルワールドに飛ばされたらしい。異世界に行った原理も戻れるかも不明である。ガンマモンは相棒ではなく弟として託されている。
アプモン同様一話の戦闘は基本形態で終わっておりクロックモンは成熟期なのに成長期に撃退されるという残念な扱いだ。
この作品におけるデジモンがなぜ実体化するのか、不明だ。ARフィールドやデジクォーツでもなくセイバーズ同様、完全現実世界での実体化となっている。しかし完全な実体化ではなくノイズがあり不完全、完全な実体化ができるのはガンマモンのようなデジヴァイスを使用した時のみ場合だ。デジタルワールドからなぜ現れるのかもその内判明するのか。
予告ナレーションは竹中直人で仮面ライダーゴーストの仙人でもある。ゴースト繋がりで少しエモい。