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うまく描くの禁止?あのYouTuberイラストレーターの著書をレビューしてみた

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うまく描くの禁止?あのYouTuberイラストレーターの著書をレビューしてみた

いれいざー放浪さん (@eraser5017) / Twitter

 

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音声版


今回は自分がよく見るYouTuberが本を出したので買ってみた。タイトルは「 うまく描くの禁止ツラくないイラスト上達法」著者はさいとうなおきだ。


結論から言うとデッサンやポーズ集ではない。指南書というか教科書、メンタルや心構えのようなものだ。若干がっかり。


章ごとに別れて1章が初心者の練習法、2章はネットで見てもらうための方法、3章は商業用の営業法、4章はメンタルが折れた時のリセット法、5章はモチベーション維持、6章は周囲の人間からの意見。はじめと最後に読者へのメッセージだ。


というか絵を描いてない!最初と途中しか描いてない!メンタルとモチベーションはともかく商業的運用
かなりやりすぎだ。イラスト上達法とタイトルで言っているが名ばかりでほとんど別の話ど。絵の描き方はそれ以外と分けた方が見やすいしその方が専門的に説明できるし図解も多く載せれたのではと思う。


これはある意味絵を描く前の初心者の初心者、どう描けば絵が描けるのか分からない人、また初心者ではないがうまく描けず悩んでいる人、モチベーション維持が難しい人が読む本だ。正直自分は趣味で絵を描いてる程度なので失敗だったかなと思う。


章ごとのレビューをしてみると一章を開いた途端とんでもない言葉、「練習はしない!」だ。上手く描くどころか練習を放棄してしまった。なにをするのだろうと読者を惹き付ける魅力がある。「基礎は後で学べ」ともある。技術力よりも絵を描くことを好きになるよう勧めているのだ。なんとも親切な指南書だろうか。失敗を恐れる必要はないということか。

さらに「絵を描こうとするな」と続けられる。練習どころの騒ぎではなくなってしまった。ここで紹介されているのはアナログではなくパソコンやスマートフォンを利用する方法だ。それで身体や顔のパーツを変形させてしまうのだ。大分反則技だが完成形ができてしまえば構わないということだ。

上級テクニックとしてラフで構図パターンを複数作り、色も同様に別のパターンを複数作ってお気に入りのものを探すとのこと。また、絵を一晩寝かし冷静な目で見ることで修正点が見つかるとのこと。デッサンや模写でどういう点を見るかが述べられている。


二章は誰に、いつ、自分がすべきかで始まる。SNSでの運用なのでフォロワーのターゲット、需要、投稿すべき時間、絵の季節感だ。自分がすべきかは自分の人柄や職業、その絵に対する愛情などメンタルや周りからの反応なども指摘されている。


漫画を投稿する場合、問題提起、解決、根拠、未来、行動など論文や作文にも応用できそうな順序が示されている。

さらに驚きの言葉として今の自分が正しいとは限らない、世の中の価値観は常に変化する、時代に対応できる自分を作るとある。色んな価値観を取り入れ絵柄を変えることが重要ということだ。


三章は営業のはじめとして名刺を作り配るとある。気が早い、既に勝者になってしまっている。絵が上手くなる前に自分の絵描きになった名刺を作ってしまうとは、おそるべし。

絵が上手くても仕事はもらえない、というとんでもないメッセージもある。商業運用なのでクライアントの需要、要望ありきなのでそれを聞いてその通りに仕上げるということが重要だ。当たり前じゃないかと思う。実際実現できるかはさておき。


イラストでお金を稼ぐにはという疑問にはお金を使うとある。正確には資料を集めるということだ。これも当たり前だ、資料がなければ新しいアイデアの基本は生まれない。何も無いところからアイデアはでてこない。さらに副業か本業か、稼ぎはじめたらどうするかがある。


四章、間が空きようやくお絵描きに戻ってくる。絵を描く前、というか普段からこの構図は使えそうだとかどんな形状かなどを観察できれば生かせそうだ。一章に戻るが複数案だしたり一枚に時間をかけないと繰り返さえられる。さらに背景の描き方もある!どん!これは素晴らしい、単純なお絵描きだけでなく絵を際立たせるお絵描きができるのだ。一つで二度おいしいぞ。


一気に絵が上手くなる方法として連作、同じジャンル、アニメの一作品やオリジナルキャラクター、世界観、擬人化などから選択して大量にその絵を描くことで絵柄を確立できるとのこと。絵柄があれば個性となり武器となる。

新たなパターンとして線の太さ、色、描く順番を変えるとある。当然これらを試せば印象が変わる


五章は小さな成功体験が必要とある。それがあればモチベーションに繋がるだろう。いやいやいやいが口癖、つまり褒められても謙遜するマイナス思考がある。人に言うことはいずれ自分のモチベーションにも繋がるだろう。失敗は人を元気にするともある。失敗は成功の母はよく言われる言葉だ。

スランプへの対応策として描き続けるとある。悩みつつも描くことで色んなことを観察したり考えるので新しい発見があるとのこと。

絵を描くのが辛い時はという疑問に対してタイトルにあるうまく描こうとするの禁止がある。具体的にはハードルを下げる、いつもと違うことをする、レタッチがある。ハードル下げは当然成功体験に繋がりいつもと違うことは作業的絵描きに変化をもたらす。レタッチは専門用語だが元から重ねるように絵を描くかとだ。古い絵は画力が異なるので成功体験に繋がるとのこと。


六章には運動がある。健康にも繋がる運用は絵を描く前の身体作りから教えてくれるのだ。

 

とまあ細かく分析したがやはりどちらかというと初心者や商業運用を目的とした人や絵に必要なちょっとした発見を与えてくれる指南書と言ったところ。役立つかどうかはすぐには分からないものだ。

 

 

 

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