ヒープリはプリキュア5ではなくハートキャッチと共演すべきだった。「映画ヒーリングっとプリキュアゆめのまちキュン！っとGOGO大変身！！感想」

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コロナ過のせいで遅れた本来の秋映画だがプリキュア5よりハートキャッチがいてもおかしくない要素が強かった。人の心にある夢のつぼみを見れる少女、カグヤというゲストキャラがいる。ハートキャッチプリキュアには心の花という変身に必要かつ敵がモンスターを出すのに利用する精神的物体が存在する。夢のつぼみと心の花、この二つは同義の存在と言っていい。

そしてもう一つ、ヒロインの母親、我修院サレナが科学者で人口生命体、エゴエゴを作っている。ハートキャッチでもキュアムーンライトこと月影ゆりの父親が人口生命体にしてムーンライトのクローン、ダークプリキュアを作っていふ。前者は本来の人格で、後者は敵に洗脳されているという違いはあるが人口生命体を作っている点は同じだ。

ここまで一致していてなぜハートキャッチプリキュアが出てこないのかおかしい。プリキュア5はなんら関連性がなく唐突に出てくる。劇中では夢というワードが出てくるがカグヤとサレナの夢はカグヤの生命を削る悪夢に近くサレナが東京の人々を犠牲にせねばならなかったという事態にまでなっている。

そして本題からずれるが物語は東京にのどか達に行くとこから始まる。つまりすこやか市は東京じゃなかったのか！東京でも郊外の方ではなく都外だったのか！いったい何県なんだ！

カグヤから作りだされるユメアールペンダントは衣服を変えたり食べ物を出したり、さらには誰もいない国際競技場に観客を出現させる、街全体に水族館のように魚を出現させる、とかなり大がかりなことまでできる。システムの由来を知らなければARはここまで発展したかと思えてしまう。

強化フォームのパートナーフォームはラビリン達が敵に拘束された際、自力で脱出した結果生まれた形態だ。姿を見た当初は妖精と人間が完全に合体したイメージだが実際言うほど合体していない。合体したからには声は重なったり戦闘中にラビリンの姿がグレースと重なったりというのをイメージしたがそんなことはなかった。残念！キャラデザ＆名前殺しだ！無念！

エゴエゴを倒すは仲間から力を貰ってなるキュアドリームとの同時変身＆合体技、こちらはあくまでエゴエゴを倒すだけのフォームですぐに解けた。というかエゴエゴがパワーアップしたせいでパートナーフォームすらかませになってしまった。

さらには消耗したカグヤの生命を救うため専用フォーム、カグヤフォームが存在する。生命を救うための、浄化ではなく救済の形態だ。まさにドクタープリキュアに相応しい力と言える。その姿はパートナーフォーム同様和装だ。映画のパワーアップとはいえ和装プリキュアの誕生である！ヒロインの名前であるカグヤは竹取物語のヒロインの名前だがサレナは奇跡の花という物体で突如彼女を見つけたため名付けたようだ。

ヒロイン、カグヤは夢を叶える力を与えられる代わりに自らの生命を減らしていた。だがサレナはそれに気づきながら他人のためにカグヤを犠牲にしていた。ある意味自己犠牲に近い。だがそれも限界に近づき、願いを叶えられるカグヤの大元である奇跡の花を使う必要があった。奇跡の花開花に必要な人間の夢のエネルギーを集めるためエゴエゴを使い人々夢のつぼみを回収、プリキュア5まで利用する。そうでなければカグヤは14歳の誕生日に死んでしまうとのこと。誕生日に死ぬ、まるで仮面ライダー龍騎のヒロインだ。娘のためなら他はどうでもいい、最初は他人のためにやっていたが娘のために最初の目的を捨ててしまったのだ。

エゴエゴはビョーゲンズを元にサレナが作ったがサレナとカグヤが和解したにも関わらず暴走してプリキュアと戦うことになる。ビョーゲンズであるはずだが通常のビョーゲンズと異なり何度必殺技を放っても生き延びパワーアップしている。野性ではなく人口的に培養、あるいは姿からしてハリネズミに注入した結果、ビョーゲンズは別種の生命体になったようだ。ドリームとグレースの必殺技を受けても小型化する程度になっている。本編の敵は全滅していたがミラクルリープでは浄化し元の居場所で魂として学校を見守っていた。

エゴエゴはグレースとドリームの力で改心している。単純な浄化ではなく改心までつくのは中々ない。キラキラプリキュアアラモードのジュリオとビブリーはプリキュアにはならない光落ちキャラだがなし崩し的に仲間になってかたや償いのため、かたやただの居候となっている。

エゴエゴはビョーゲンズから生まれたらしいがこれならビョーゲンズワクチンが生まれてもおかしくない。もし本編にビョーゲンズを解析する科学者がいたら史上初の科学で生まれるプリキュアがいてもおかしくなさそうだ。

客演のプリキュア5だが戦うためにでてきて夢のつぼみを吸われてグレースとパワーアップするために現れただけだ。もう少し街中で喋らせても良かったと思う。