今回の映画、120分あったはずだが本編は90分しかない。あと30分は夕方枠やポロリ編のようなくだらないギャグを交えたエピローグである。ふざけすぎだな、相変わらずふざけすぎだな、うむ。夕方枠終盤や深夜枠の時はシリアスばかりだったからある意味ちょうどいいかもしれない。しかし映画館でこれはまずい、この時期に派手に笑うとマスク越しでも飛沫が出そうだ。堪えるのが大変だった。
さらに冒頭はプロローグがありちゃんとこれまでの話を紹介してくれる。というかパンフレットによると深夜枠終わってからも原作はジャンプ本誌から増刊号、アプリ版と続いてのこと。つまり話にいけない人が多いからだ。そのあらすじが問題でドラゴンボールの絵柄でやりつつZのOPとアバンBGMに乗せてやっていた。同じジャンプ原作にバンダイがスポンサーだからてありなのか?映画なのでちゃんと許可はとってそう。因みに途中間違ってワンピースが混じった。
本編では深夜枠で地球が破壊されそうになった要因の龍脈、オルタナを集めるターミナルを虚のいた組織、奈落の残党と星芒教の連合軍が占拠、そこにある虚の肉体を奪還するところから始まる。ターミナルを占拠するところではなく、既に占拠されているところからなので最初からクライマックスである。尺をギャグ部分に取られたのでそこは映さないとED後のCパートでやっていた。
今回高杉は朧の骨に含まれる虚の成分で半不死身になったがそれゆえにその肉体を酷使し結局死ぬ羽目になった。エピローグで虚のように転生していたが確実に一度は死んでいる。虚の成分は本体に近づくと身体を乗っとられるという性質を持ち最強の友でありライバルが師匠の闇人格が操りラスボスとして立ちはだかることになってしまった。師匠が敵になるだけでも危険なのに友さえ銀時が斬る羽目になるとは。この物語はあまりに主人公に酷だ。だがそのおかげで復活した虚の身体は銀時の師匠、松陽として活躍した。虚は高杉の身体を通じて復活した肉体に精神を移そうとしていたらしい。その危険を止めるため高杉は元々重症な身体にまた刀を刺して動きを止めたのだ。不完全な状態で虚を復活させるためとはいえ無茶である。これが無ければ動きが鈍らず銀時が負けていたが無茶苦茶な働きをする。この物語、誰一人欠けてもバッドエンドだが一番の働き者は高杉だろう。彼の命懸けの働きが無ければ銀時は勝てなかった。銀魂というタイトルだが最後の話は銀時ではなく彼の友人の生き様だった。また彼の家である部下二人と一匹との再会、彼らと松陽との出会いもあるので万事屋としての集大成はちゃんとある。だが高杉の働きは印象が強すぎた。半不死身の身体を師匠や友のために酷使する生き様はくどすぎるくらい脳裏に残った。
ところで劇中は一話から年数が経ってるので神楽が成長し母親寄りの目になっていた。衣装も母親のお下がりか?他にもショートヘアになったりとイメチェンしたキャラがいてびっくり。</
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