いれいざーの放浪オタクログ

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GOプリンセスプリキュア感想解説

 

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 今回振り返るのは平成12番目作品、GOプリンセスプリキュアだ。前作が10周年記念作品なので仮面ライダーでいうなら平成二期にあたる。だけあって平成二期一作ライダーWの「さあ、お前の罪を数えろ」のポーズと似たものがあったりする。そのセリフも「冷たい檻に閉ざされた夢、返していただきますわ。お覚悟はよろしくて」かなり大仰な見栄、しかも丁寧、上品口調と異例

 

 前作ハピネスチャージがロリコンな神というおそよ女児向けに相応しくないコンセプトだが今回は丸っきり真逆、正統派になっている

 

 央の道を行き皇の頂に昇り往々にして王位につくものとなっている。プリンセス、いかにも女児アニメに相応しいもので主人公たちはそれになるのだ。いやプリンセスになるとはなんだ、発表当時あまりに衝撃を受けてしまった。プリンセスとは王族の娘、妻のことだ、簡単になれるわけではない

 

 そんなことはなくあくまでマナーや品位を持った人間のことだがその先生ミスシャムールのてほどきを主人公春野はるかを受けるというもの。まあ意外と普通、その道、努力の過程はさながらドキドキに近い。女児アニメというか少年漫画のそれ、プリキュアなのでそれもそうか

 

 今となっては女王候補となったプリキュアやら魔王になったライダーがいるので驚きはしないが

 

 他のプリキュアたちも負けじとキャラが濃くお姉さま系生徒会長ことキュアマーメイドやらあれで14歳なのかと疑問な美人モデルなキュアトゥインクル、さらにはトワイライト、黄昏の名の悪役から願えった本物の王女ことキュアスカーレットなど結構すごい。

 

 プリンセスと言えば当然王子もいるがGOプリンセスプリキュアにおけるそれは褐色ピンク髪というエキゾチックイケメン、伊達な男とはわけが違う。だがはるかと恋愛になるということはなくあくまで先導者という形、プリンセスになる夢を他人に馬鹿にされても進んでいけると思わせた人物。かなり物語を動かした功績という意味では大きい、彼がいないと物語は動いてない

 

 それ以外だと七瀬ゆいというとんでもないキャラがいる。はるかの旧友だが今までの非プリキュアとは全く異なり妖精でも異世界人でもないのにメインストーリーに関わっていく。モンスターを出す媒介にも何度もされるという異端だがさらに最後には自力で媒介から脱する力を発揮し本当に強いのはプリキュアの力ではなく人間の心ということを示してくれる

 

 王女以外のテーマは夢で学園の生徒たちもそれぞれ夢がありそれに向け努力している様を見られるのも魅力