客演が自然すぎるハートキャッチ / 映画トロピカルージュプリキュア雪のプリンセスと奇跡の指輪感想[ネタバレあり]
今回はシャンティアという国にあらゆる分野のエキスパートが招待されるところから始まるがこの序盤の時点できな臭さが出ておりあすか達も国民や王、王妃がいないことで違和感を感じておりきな臭さを醸しだし一気に盛り上げている
ハートキャッチ勢の登場はあまり違和感がなく最初から同じ世界の住人のようにシャンティアでまなつ達と遭遇している。世界が繋がっていると実感できていい、また心の花というハートキャッチならではの要素までゲストキャラのシャロンの精神状態と絡ませており本当にマッチ感が強い。ヒーリングっとと5の唐突な違和感のある客演はなんだったんだ。決戦ではあくまで援護、力を貸すという活躍でいかにも先輩らしい。やはり5は出張りすぎだ。素顔での絡みもしっかりあっていい、えりかとローラの強気コンビ、つぼみとさんごの大人しいコンビも見れた。
今回はメインがローラ、スタートゥインクル同様相棒で青が主人公の作品。滅んだ国と不完全ながら滅んだ国のいずれ女王になる者同士シンパシーを感じるやり取りがいい。相手が王族だけにローラが敬語なのが本編と違いかなり気色悪いが。あそこまで敬語が合わないメインキャラがいるのか。ローラがシャロンから指輪をもらいそれを対話のために使うのもいい。ただ倒そうとする仲間と引き換えにシャロンを知るローラはそれをさせない優しさ、友情がにじみ出ていた。
今回の映画、中核を話すと滅びた国の話だ。隕石落下で滅んだはずの国と国民だが地下にいたシャロンだけは隕石にあった石で現代に復活して人々を外から誘拐して国民にするためだ。果たして誘拐したところで真の国民になるかということなどシャロンは気にしていない。ただ国と人がいればいいという狂気だ。
結末はシャンティア国歌をローラが歌うことでシャンティアの存在を広めることでシャロンを救済している。人や国は滅ぶ、だがその魂や心は次世代に引き継がれるということだ。つまり永遠といいうことだ。この永遠の概念は鬼滅の刃でいう世代を超えても人類に仇なす鬼やその首領を倒そうとするものに似ている。
ed前のシーンのまなつ達の衣装はラブライブを思わせるアイドル風衣装、ed中はつぼみ達を含めバンドをやっているシーンがありバンドリを思わせた。つぼみ自身は和服で演歌風に歌っていてコブシを効かせられる中の人のせいか、時期のせいでうらみちお兄さんで演じた元演歌歌手のキャラクターをイメージしてしまう。
冒頭のネタとしてはあすかが思ったより人なつっこい性格というか四人座席に混じりたがったり雪にはしゃぐのがまなつだけと思わせて雪だるまを作っていた。夏国住のまなつが雪でかき氷を作りたがるのはいかにもでいい。あと秋服のトロプリが見れるのは今回のみだ
ラストである予告では春映画ではなく秋映画のものになっていた。あのプリキュアが予算ないとは思えず枠がないのだろうか、ネタ切れになると恐ろしいが